昨夜、日付が変わろうとしていた午後11時36分ごろ、私は布団の中でちょうど寝入ろうとしているところでした。
とろとろ~とまどろんでいたら、何やら背中の下にかすかな振動が。
「あ、地震だ」とは思いましたが、そういうことはこれまでよくあったことなので、またすぐに収まるだろうと思いました。
ところがその次の瞬間枕元のスタンドの明かりがすうっと消えたのです。
「えっ、停電?」と慌てて体を起こそうとしたところ、今度は地震第二波が襲ってきました。
停電する前の揺れよりもはるかに激しい横揺れで、家じゅうがみしみしと音を立てます。
「これはまずい!」と思うのですが、停電して周囲の様子が見えないこともあり、恐怖心が先に立ってほとんど動くことができませんでした。
しばらくしてようやく揺れが収まってきたところで、こういう事態に備えてナイトテーブルの引き出しに入れてあった、非常用のランプ(炭鉱夫のように頭にバンドでつけて前を照らすもの)を引っ張り出して明かりを確保し、その後それぞれ懐中電灯やスマホで足元を照らした家族とリビングに集結。
だいぶ前に購入していた、ランタン型の非常灯も今回大活躍してくれましたね。
停電はそれから約2時間あまり続き、私も家族も夜中に起きる地震の怖さを思い知ることとなりましたが、幸いなことにそのほかのライフラインは無事に保たれ、今朝普通に生活をしていられることに感謝の気持ちが湧いてきます。
一方で、震源に近かった宮城県や福島県では震度6強という、とんでもない揺れが起きていて、宮城県白石市では東北新幹線が高架上で脱線したり、3月17日午前8時の時点で4人が死亡、97人が負傷という、かなりの被害が起きていました。
今回の地震で亡くなった方々のご冥福と、被害に遭われた方々が1日でも早く日常の生活に戻れることを、心からお祈り申し上げます。
そして、私も今回のことで改めて「災害はいつ起こるかわからない」ということを肝に銘じ、一層備えを充実させていこうと思いました。