これはちょっと意外だったんですが、今流行中の「ファインバブル」のシャワーヘッド市場に、このたびパナソニックが「初めて」参入するそうです。
パナソニックといえば、ナノケアドライヤーなど「髪を乾かす」「スタイリングする」製品を展開してきたメーカー。
なので、もうとっくにシャワーヘッドに関する製品は発売しているものと思い込んでいました。
ですが、今回満を持して発売となるパナソニックのシャワーヘッド「FINE VEIL(ファインベール) EH-SH50」により、これまで同社が開発してきたヘアケア製品の「領域」を「髪を洗う」ところまで拡大します。
この製品は、独自技術により大量のファインバブルを発生させる点が特徴。
ファインバブル産業会(FBIA)のマイクロバブル性能評価では、家庭用シャワーヘッドでは「業界唯一」となる高濃度な「クラス4d」を獲得しているそうです。
同製品は、ヘアケアに特化した2モードを搭載。「プレシャンプーモード」は頭皮まで届くしっかりとした水流が特徴で、シャンプー前に汚れを落とし、泡立ちをよくします。
「プレシャンプー」は、健康な毛髪を育むためにはとても大事だと、私は行きつけの美容サロンのカットスタイリストさんから常々聞かされてきました。
忙しかったりするとどうしても、シャンプー前に「お湯でしっかり汚れを落とす」ことを怠りがちになりますが、実はこれをしっかりやるとやらないとでは、シャンプーの仕上がりが全然違うということは、自分自身が「プレシャンプー」を真面目にやるようになってから初めて実感できています。
また、同製品に搭載されたもうひとつのモード「ヘアケアモード」は、柔らかい水流で髪を包むように洗い流すそう。
さらに、トリートメントの浸透を妨げる要因のひとつである、「水道水中のカルシウムイオン」をウルトラファインバブルが「吸着」することにより、トリートメントの浸透を補助するということです。
なお、ウルトラファインバブルの濃度が高ければ高いほど、この効果が高まることも実証されているそう。
プレシャンプー、ヘアケアの2ステップによって、1回の使用で髪のまとまりやツヤを実感できたことが確認されており、同社のナノケアドライヤー(EH-NA0K)との併用により、さらに効果がアップするとのことです。
そして、同製品にはヘアケア以外にも美肌ケアが可能な3モードが用意されています。
クレンジングや洗顔に適した「ミストモード」、身体をやわらかく包み込むような「ボディケアモード」、ファインバブルが含まれたお湯に浸かれる「シルクバスモード」です。
このヘッドにつけかえすれば、エステサロンでしか味わえないような、スキンケアも可能では?と思うほどの充実ぶりですね。
パナソニックのシャワーヘッド「FINE VEIL(ファインベール) EH-SH50」の本体サイズは10.2×9.2×24.9cm(幅×奥行き×高さ)、重量は約305gで、ホース接続ネジはG1/2、これにアダプターなどが付属します。
本製品の発売は11月上旬予定、価格はオープン価格ですが、市場想定価格は34000円前後と見られています。