「YKK」は、世界最大のファスナーメーカーとして知られる日本の企業です。
実は私にはこの会社と関連の深い知人が多いため、日頃から「YKK」という会社名を見たり聞いたりしただけでも、なんだかちょっぴり懐かしい気分になります。
そして、コロナ禍でハンドメイドが趣味になってからは、小物を作る際にファスナーを使うことが増え、ファスナーの引き手に「YKK」と刻まれているのを見ると、嬉しくなったりもしました。
ところで、普段はあまり意識せずに使っているこのファスナーですが、布にはさまってどうしても動かせなくなったり、あるいはどこがどうなっているかわからない状態で使えなくなったり、ということがたまに起こりますよね。
あれはかなりストレスフルなので、「あぁ、もういいや!もうこれは使わない!」となってしまうことも往々にしてあるのでは。
そのようなイライラを緩和させようと、YKKでは繊維製品の長寿命化に向けた取り組みとして、ファスナーの「リペア対応シリーズ」商品の展開を開始するそうです。
新たに販売されるVISLON用リペア対応エレメントでは、VISLONファスナーのエレメントが取れてしまった時、専用の工具を使用してダイキャスト製のリペア対応エレメントを取り付け、ファスナーを修理できます。
ファスナー全体を交換することなく、破損したエレメントだけを交換できるのです。
縫製する修理に対して、破損したエレメント部分のみの修理対応で済むため、修理にかかる時間の大幅な削減が期待できるとのこと。
また、リペアショップや小売店において、破損または紛失したエレメントを簡単に交換できるため、衣服をより長く愛用できます。
廃棄されるアパレル製品を減らし、愛着ある洋服や小物をできるだけ長く使えるようにしてくれる、このような試みはこの先も応援したいですね。
興味を持たれた方は、「YKK」ならびに「VISLON用リペア対応エレメント」のサイトで詳細をご覧ください。