イギリスのエリザベス女王が亡くなりました。
日本時間で9日の午前2時半頃(現地時間8日の夕方)、「女王が本日午後、バルモラル城で安らかに亡くなりました」という発表が英王室から出されたのです。
そのわずか2日前、新しく英国の首相となったトラス氏とバルモラル城で面会し新首相に任命したばかりで、結果的にはその時に撮られた写真が、公の場での女王最後の姿となりました。
96歳という高齢でありながら、最後まで公務をきっちりこなされた点からしても、エリザベス女王は英王室の歴史において、後々まで語り継がれる別格の存在となることでしょう。
自分は若い頃からイギリスが好きで、これまでに何度か行ったことがあります。
その都度バッキンガム宮殿を訪れましたが、昔から変わらぬ衛兵の姿や宮殿の佇まいは、「大英帝国」の象徴のようで、歴史の重みを感じさせました。
また、現地で見たテレビ番組や街角のそこここで、女王や英王室に関する話題をよく目にして、よくも悪しくもイギリスに住む人たちが女王や王室に親しみを持っていることが伺えましたね。
そして女王に関しては、遠く離れた日本でも「上品でちょっぴりお茶目なおばあちゃま」という親しみを感じていた人が多かったように思います。
そう感じさせた顕著な例が、2012年に行われたロンドンオリンピックのオープニングで、007/ジェームス・ボンドを演じたダニエル・クレイグと共に「ボンドガール」の役を演じたこと。
本物の英国女王が(もちろん映像を駆使してですが)ボンドと一緒にヘリから飛び降りる!なんて演出、もちろん日本では考えられないことです。
昨年、長く連れ添ったフィリップ殿下に先立たれてから1年余り、まるでその後を追うかのようにこの世を旅立たれたエリザベス女王。
英王室そのものには、さまざまなスキャンダルや問題が山積みで、きっとお辛いことも多かったとお察しします。
70年余りにわたって英国の人々の心を一つにまとめていた、とも言われる女王陛下。
今はそうした全てのしがらみから解き放たれ、愛する殿下と一緒に安らかな時をお過ごしになっていることでしょう。
どうか、ゆっくりとお休みください。