喫茶店、カフェは日本国内に数え切れないほどあり、多分みなさん「私のご贔屓はあの店」というように、それぞれお気に入りのお店があるのではないでしょうか。
私が以前世田谷に住んでいた頃、紅茶専門のカフェがあり、そこには本当によく通いました。
随分昔のことですので、今もまだあるのかどうかわかりません。
もしまだあったら良いな、やっと普通にお出かけできるようにもなってきたし、4月になったら一度訪れてみようかなと思っています。
さて、そんな風に誰にとってもきっとある「思い出の喫茶店」ですが、多分多くの人にとってそんな存在だったであろう、カフェ「シャノアール」が3月24日をもって58年の歴史に幕を下ろすことがわかりました。
「シャノアール」は、フランス語で「黒猫」を意味する単語で、パリ・モンマルトルにあったカフェ「シャノアール」のように日本でも珈琲文化を広めたい、という思いをこめてつけられたブランド名だったそうです。
「コーヒーハウス シャノアール」は、1965年東京都・福生市に「珈琲館シャノアール福生」として一号店がオープン。
その後1969年に「新宿珈琲館&洋酒店」をオープンし、最盛期の1993年には100店舗まで店舗を増やしました。
フルサービスでありながらブレンドコーヒーの価格がお手頃だったことや、季節感のあるスイーツの提供などで人気となりましたが、2000年代以降は次第にコーヒースタンド方式の「カフェ・ベローチェ」が主力事業となっていきます。
2021年には珈琲館株式会社に株式会社シャノアールが吸収合併されると、「シャノアール」は京王八王子店1店舗を残すのみ、という状況になっていました。
そして、最後まで残っていたカフェ「シャノアール」も今月24日に閉店となりますが、「コーヒーハウス シャノアール」は姿を消すことになったのです。
なお、千歳烏山店、調布店などの一部店舗は、同社グループブランドの「珈琲館」として営業が継続され、「シャノアール」のシンボルだった「黒ねこはカフェ・ベローチェへ、「心地よい日常を文化にする」というポリシーは珈琲館へ継続される、とのことです。