家電

AIが体調や気分にあったお茶を選んでくれる次世代型ティーポット

最近のAIの発展ぶりには目を見張らされるものがあります。

このブログでも時々つぶやいて、いい加減うるさいなぁと思われそうではありますが、「バリバリ昭和生まれ」の超アナログ脳を持つ自分には、「ええーーーこんなことまで機械でできちゃうの?(機械、などとナチュラルに出てしまうのもアナログの悲しさ)」と思うことがたびたびなんですね。

ほぼ毎日なんらかの形で驚くことに遭遇しているW私ですが、中でも最近特にびっくりしたもののひとつが「自分の体調や気分、環境に応じて最も適したお茶を淹れられるティーポット」でした。

製品名は「teploティーポット」(LOAD&ROAD)といい、アメリカで毎年開催されている「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー =CES」(最新テクノロジーを集めて紹介するイベント)で、2019年度の「CES イノベーションアワード」(優れた製品に贈られる賞)を受賞しています。

「teploティーポット」の特長は、スマホアプリと連携して茶葉に合わせた抽出条件を自動で調整したり、センサーで飲み手の体調や気分を解析して、飲む人にとって最適なお茶を抽出する機能です。

使い方はまず、無料のアプリをダウンロードし、Bluetoothで連携させますが、このアプリにはお茶の種類ごとに最適な抽出条件がティーデータベースとして登録されており、データベースから選ぶだけで、その茶葉にあった設定で抽出が行われる、という流れになっています。

本製品に内蔵されている6つのセンサーにより、脈拍、指の温度、室温、湿度、照度、騒音レベルが計測されると、飲み手の気分や体調、周囲環境をAIが解析し、独自のアルゴリズムで抽出時間や時間を決定!

例をあげると、「寝起きでぼんやりしている人が、仕事に向けて気分をしゃきっとさせたい」時には、「基準より高温で長めに抽出して苦みとカフェイン量を増やす」というようなことを自動で行ってくれるのです。

この機能は世界初のものだそうです。

また、茶葉は市販のものと、公式で販売されているもののどちらでも使える点が嬉しいですね。

なお、公式茶葉はサブスクリプションサービスでアプリから購入できます。

現在は同社がセレクトした茶葉のみとなっており、「毎週、隔週、毎月」の3オプションから選ぶと、1回分ずつパックされた茶葉15パック(内容は紅茶、ルイボスティー、深入りほうじ茶など約20種)が定期的に届くようになっているそうです。

「teploティーポット」の日本での価格は税込29150円と、ティーポットとしては高めですが、毎日自分の体調に最適なお茶が自動的にサーブされるって、すごく贅沢なこと。

個人的には一度使ってみたい製品です。