私が音楽に興味を持ち始めた頃(もう半世紀近く前!)、作品がどのくらいヒットしたかについての指標は、レコード(当時CDはなかった)の総売り上げ数と、有線放送でのオンエア回数ぐらいしか思い浮かばないほどシンプルなものでした。
しかし時代が進むにつれて、作品を発表する手段や場所はどんどん多様化し、現在では音源はストリーミング再生が中心、CDのようなカタチのある作品はあったりなかったりも珍しくはない状況になっています。
正直自分が生きている間に、これほど音楽作品の発表方法が変化するとは思っていませんでした。
レコード盤をターンテーブルの上に乗せ、自分でレコード針を盤の上に下ろして音を再生する。
そんなことをリアルタイムで経験してきた世代ですから、今のこの状況にはほんとに驚くしかありません。
さて、どうして私がどうしてそんなことを言い出したのかというと、ついさきごろFPI(国際レコード産業連盟)から2020年の年間グローバルランキング「IFPI Global Album All Format Chart 2020」が発表されたのですが、このランキングは「CD,レコードセールス、デジタルアルバムのダウンロード数、ストリーミングサービスのセールス」を対象にしていると知ったからです。
このランキングはグローバル規模なもので、すべて合わせると相当なボリュームになるはずですが、その中に米津玄師のアルバム「STRAY SHEEP」が7位で入っていたことにまた驚かされました。
日本の若いミュージシャンたちの音楽性・感性は、私が若かった頃の「洋楽/邦楽」を分けて考えるようなものではもはやなくなり、世界との壁がほぼなくなっている。
そんな風に感じさせられて、本当に嬉しく頼もしい限りです。
なお、本ランキングはBTSのアルバムが1位と4位に入っていることでも話題になっていますが、2位のThe Weeknd、3位のビリー・アイリッシュ、8位のジャスティン・ビーヴァー、9位のテイラー・スウィフトなどすごいメンツが揃い踏みしている中で、ランキングに入った米津玄師はやはりすごいと思います。
この先の彼の動向がますます気になってきました。