健康

深部体温を効果的に冷やす熱中症対策商品「アイススラリー」とは

「アイススラリー」というワード、あなたはご存知でしょうか。

私はつい先頃まで全く知らなくて、「なにこれ、新しいスポーツの名前?」などと思っていたくらいでした。

この「アイススラリー」とは、細かい氷の粒子が液体に分散した状態の飲料のことで、通常の氷よりも結晶が小さく流動性が高いことで、体の内部を効率よく短時間で冷却できると言われているものです。

ひとの「深部体温」の上昇を抑える効果は氷そのものにもあることは以前から知られてきたことでしたが、微細な氷と液体を混合させて作られているアイススラリーは固形の通常の氷よりも飲み込みやすく、氷点下で約1度と液体よりも温度が低く、体の中心部から効率的にアイシングする方法として、2010年頃に海外で提唱され始められたそう。

現在日本国内では、大塚製薬と大正製薬からそれぞれ「アイススラリー」の商品が発売されています。

大塚製薬からは、「ポカリスエット アイススラリー」が発売され、その特長として「電解質バランス」「凍らせてスラリー状になる新組成」「常温保存可能」「100gの飲みきりサイズで一気にクールダウン」をあげています。

一方の大正製薬からは、「リポビタンアイススラリーfor sports」が発売され、「水分中に分散した微細な氷をそのまま飲めるー凍らせて飲むリポビタン」「エネルギー源のクエン酸とビタミンB1,B2,B6に加えて、汗で失われやすい塩分を補給。熱中症対策に!」「おいしいハニーレモン味」を商品のポイントとしてあげています。

もともと真夏の劣悪な環境下でもハードなトレーニングが必要とされるアスリートのために開発された、「アイススラリー」だったようですが、近年続く厳しい夏の暑さ、そして増加する熱中症患者という現状から、アスリートではない一般の人たちの熱中症を予防するためのツールとしてこれから注目されそうな商品だと思います。

なお、「深部体温」は、健康な状態では深部体温は皮膚温よりも0.5℃から1℃ほど高く、37℃前後に保たれているそうですが、熱中症は高温多湿な環境や活動などにより深部体温が上昇し、その熱をうまく外に逃がすことができずに生じるさまざまな症状の総称を言うそうです。

今年の夏は各地で猛暑が続いています。

効率よく深部体温を下げられる「アイススラリー」を上手に利用して、なんとか熱中症にならないよう気をつけていきたいですね。