K-popの頂点を極めたグループと言って良い「BTS(防弾少年団)」が、6月14日YOUTUBE公式チャンネルで公開された動画の中で、グループとしての活動を一時休止すると発表しました。
本国だけでなく、日本やアメリカにも多くの熱狂的ファンを抱え、昨年は国連でSDGsに関する演説を行い、今年アメリカのバイデン大統領と面会するなど、彼らの活動は単なるエンターテイメントを超えた域にまで達しています。
なお、先ほど彼らの所属会社「HYBE」から「活動休止ではなく、ソロ活動に専念する」旨の発表があったという情報もあるようなので、現段階では本当にグループとしての活動が一旦お休みになるのかどうか、はっきりとしたことはわかりません。
ただ、デビューしてからの9年間、BTSのメンバー7人には、ほとんど個人的な時間がなかったことは間違いなく、動画の中でメンバーのRMさんは「韓国のアイドルシステムは人として成熟するための時間を与えてくれない」と、休息の必要性を訴えました。
さらに一人になってものを考える時間が必要だった、と語った上で「ファンのみなさんをがっかりさせるのが怖くて、罪悪感がありました」ということも正直に語っています。
これに対し他のメンバーたちからも、「この機にそれぞれソロ活動をするのもいいよねって思っていた」「いつかもっと成長して戻ってくることを約束します。だから心配しないでほしいです」などという言葉が発せられました。
個人的には、BTSについてそう詳しくはないのですが、それでも2020年に世界規模で大ヒットした「Dynamite」の印象は鮮烈で、本当に歌も踊りもものすごくうまい、単なるアイドルと一言で片付けられない存在だと感じます。
そうなるまでには彼らのたゆまぬ努力があったのでしょう。
9年間も、ほとんどの時間を仕事と向き合って過ごしてきた7人の若者たち。
ファンの方達にすれば、今回の発表はショックだと思いますが、彼ら自身が人間らしく生きていくにはやはり休息が必要ですよね。
さよならのための活動休止ではなく、より成長しパワーアップしたBTSになるための一旦休止。
そう捉えて、ファンの方達にはこの先の彼らのソロ活動を見守っていただきたいと願います。