音楽

小林克也の「ベストヒットUSA」 誕生から40年

軽快なイントロの後、「Don’t worry baby, a few laughs, sometimes maybe・・・」と歌う、爽やかな男性デュオのハーモニー。

イギリスのヴェイパー・トレイルズというバンドが1979年に発表した「サーフサイド・フリーウェイ」(Don’t worry baby)というこの曲は、日本のある番組のオープニング曲に使われて一躍有名になりました。

その番組とは、小林克也氏が番組進行を務める「ベストヒットUSA」です。

古い洋楽ファンなら多分一度はこの番組を見たことがあるでしょう。

番組VJ(ビデオジョッキー)を当初から一貫して努めてきた小林克也氏は、ずっと憧れの人でした。

とにかく英語が抜群にうまい!

自身も英語を学び、少しでも英会話がうまくなりたいと悪戦苦闘してきた自分にとって、ほぼネイティブな英語を使いこなす克也さんは、本当に神様みたいな存在でした。

しかも自分もやはり洋楽が大好きで、仕事も(末端ではありますが)一応音楽関連のものに関わったので、洋楽に関する一切合切の知識がそのまま歩いているような克也さんはやっぱり神様としか思えませんでした。

1980年代、MTVが流行し始めた頃のマドンナやプリンスやマイケルらが歌い踊る画像を、克也さんの解説でどれほど見たことか。

番組には様々なゲストも招かれ、意外な素顔が垣間見られたり、また克也さんならではのマニアックな切り口による選曲があったりもして、まさに洋楽番組のパイオニアと言えるでしょう。

現在はBS朝日で放送中の同番組は、1981年にテレビ朝日で放送がスタート、89年に一旦放送は終了となりましたが、その後地方局などで放送は継続され、2003年にBS朝日で本格的に放送が復活しました。

今年で番組誕生から40年を迎えたわけですね。

克也さんは今年3月に80歳を迎えられるということですが、どんなジャンルの音楽も分け隔てなく受け入れ、私たちにそれぞれの面白さを伝えてくれる得難い「音楽の語り部」の一人だと思っています。

ぜひこれからも長生きをして、もっともっとたくさんの音楽情報を私たちに伝えていただきたい。

最後に、コロナ禍下の私たちに克也さんはこんな言葉をかけてくださっていますので、紹介します。

「自分の好きな音楽を聞いたり見たりすることは、とても良いことなので続けていただきたい。僕はメンタルな手助けで、つながって行かれれば」