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政令都市としては初の試み 「さいたま市の香り」が誕生

いわゆる「政令指定都市」の定義は何か、あなたはご存知ですか?

そんな私は、尋ねられても即答はできませんでした。

そこで改めて「政令指定都市」の定義は何かですが、「地方自治法に基づき政令で指定された、原則人工50万人以上の市」がその答えになります。

現時点でこの定義に当てはまる市は20市。

札幌、仙台、さいたま、千葉、横浜、川崎、相模原、新潟、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、堺、神戸、岡山、広島、北九州、福岡、熊本の各都市が該当します。

政令指定都市ではない市と何が異なるのか、については、「都道府県と同等の権限を持ち、児童福祉や都市計画など多くの事務を市が直接行うため、迅速な行政サービスが可能」というメリットがあるとされています。

この20市の中でも、最近「住みたい街ランキング」の常連となっていることで知られているのが「さいたま市」です。

さいたま市が人気になっている理由としては、「交通の利便性が良い」「大型商業施設、教育・医療機関、子育て支援などが充実している」「都市機能と自然が共存している」などが挙げられます。

そんなさいたま市から、あるユニークな発表がありました。

それは、政令指定都市として初めて「さいたま市の香り」を採用した、というもの。

たしかに、市の花とか、鳥などをその市をイメージさせる動植物として定める、ということは多くの自治体で行われてきたことだと思います。

ですが、「香り」という目に見えず、字面ではただ「想像」するしかないものを政令指定都市が「市の香り」として採用するって、初めて聞きました。

今回さいたま市の香りとして決定されたのは、「プロモツール」が開発した香り。

シトラスや紅茶のような明るさにハーブの爽やかさを重ね、さいたま市の豊かな自然の中で深呼吸をするような開放感を表現したそうです。

最終的に市民投票により決定されたというこの香りは、1月に正式に制定され、市のPR活動やイベントで都市の魅力を発信する新しいシンボルとして活用されていきます。

プロジェクトは、市民参加型による地域の魅力発信を目的として進められたもの。

プロモツールは、さいたま市の自然・文化・生活に着目し、専属調香師が天然香料のみを使用して3種類のオリジナルの香りを開発、その中から市民投票で最も支持された香りが「市の香り」として採用されたそうです。

同社はこれまで4,000種類以上の香りを調香し、航空会社、ホテル、商業施設などに採用されてきました。

今回のプロジェクトでも国際基準に準拠した安全設計を徹底し、公共空間にふさわしい香りとして開発したとのこと。

さらに、空間芳香から香りグッズまで一貫して設計する独自のノウハウにより、香りを「体験価値」として都市ブランドに結びつけることが可能になるとしています。

なお、プロモツールは今後も同様の活動をさらに拡大、日本各地の都市に寄り添う香りを開発し、地域ブランドの価値向上に貢献するとのことです。

これからさまざまな都市で、その街を象徴する香りが誕生していきそうですね。