時代はいよいよSFを地で行くフェーズに入ってきたようです。
そんなことを私が思ったのは、今日紹介するアイテムのことを知ったから。
ネットどころか、パソコンもスマホもなかった昭和世代の私にとっては、家庭用のビデオデッキが発売された時でさえびっくりものだったのに、今日とりあげる「ポケとも」という製品は、「持ち主と対話するポケットサイズのAIキャラクター」なんだそうです。
これとは別に、主にシニア世代を対象にした、「お話をするワンちゃん(あるいは猫ちゃん)の形をしたAIロボット」があることは知っていました。
たとえば「柴犬」をモチーフにしたものでは、約240通りの「(日本語による)おしゃべり」ができるそうです。
この柴犬型ロボットは、わんこが好きだけれど様々な事情から家で飼うことができない方を中心に、今年3月の段階で累計59000体売れたそう!
見た目も小さな柴犬そのものでとっても可愛いのですが、このペットロボットのサイズは「背の高さ」が30cm、足の先から尻尾までの長さが20cmと、そこそこの大きさがあります。
それに対して、今日紹介するシャープの対話AIキャラクター「ポケとも」は、身長約12cm、重さ約200gと、手のひらにすっぽりおさまるミニサイズ!
今年11月に販売予定の「ポケとも」はシリーズ化されることになっていて、その第1弾はミーアキャットをモチーフにしたキャラクターです。
ロボットとスマートフォンアプリで登場する「ポケとも」は、価格がロボットがオープン、市場想定価格は39,600円前後で、別途月額利用サービス(月額495円~)への加入が必要。
スマートフォン用アプリは月額495円で、予約は8月20日から順次受け付けるとのことです。
シャープ独自のAI技術「CE-LLM(Communication Edge – Large Language Model)」を搭載した「ポケとも」は、一人ひとりに寄り添った音声対話をしてくれるそう。
何気ない会話や、ちょっと寂しくなった時、暇だけど話し相手がいない時など、様々なシチュエーションで持ち主の話し相手になってくれます。
ユーザーとの対話を通し、その人のことを理解していくことで、パートナーとして成長していくのが特徴だそうです。
キュートなミーアキャットの姿形をした「ポケとも」は、身振り手振りを交えた表現や、お腹のランプを虹色に光らせる仕草で感情を伝えるほか、ポケットやカバンに入れて一緒に持ち歩くことも可能。
このあたりの感覚が、まんまリアルなポケモンと一緒に外に出るように思えて、そこが私に「新たなフェーズ」と
感じさせるのかもしれません。
なお、ロボットが手元にないときや音声会話が難しい場面では、アプリ版の「ポケとも」が音声またはテキストで会話に応じ、体験の記憶はロボットと共有される仕組みになっているそうです。
本製品は、8月28日から31日にかけて東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2025」にも出展されるそうなので、興味を持たれた方は来場の上、ひと足先に「ポケとも」を体験されてみてはいかがでしょうか。