ようやく新型コロナ第7波が収束に向かい、海外からの旅行客もコロナ以前のようにたくさん見かけるようになってきました。
マスクについては未だ外しにくい状況が続いてはいますが、少なくとも一時期のようにマスクのことで誰もがピリピリと神経を尖らすみたいなことは無くなったので、気持ち的にだいぶ楽になったように感じます。
それは、コロナが猛威を奮っていた時期にはなかなかしづらかった「外食」が、やっと普通にできるようになった、ということにも繋がりますよね。
我が家の近くには、ファミレスや回転寿司チェーン店などがいろいろあって、コロナ以前は月に数回の割合で利用していました。
コロナ禍でしばらく遠ざかっていたけれど、これからまた足を運ぶ機会も増えてくると思います。
そんな中、ちょっと嬉しいニュースがありました。
イタリア料理のチェーン店「サイゼリヤ」の松谷秀治社長が「値上げはしません」と宣言したのです。
サイゼリヤは1973年に設立され(創業は1968年)、現在国内外で約1500店舗を展開する企業。
徹底したコストダウンで、美味しくてしかも安いメニューを充実させ、人気を集めてきました。
しかし、今年起きたロシアによるウクライナ侵攻や急速な円安の進行のため、輸入小麦など食料品価格の値上がりが一向に止まる気配がありません。
原材料に占める輸入品の割合が多いサイゼリヤでは、円安が1円進むと月あたり約1千万円経費が増える計算になるそうです。
元々かなりリーズナブルな価格でメニュー提供をしてきたサイゼリヤでも、流石にこの状況では値上げがあっても仕方ないのでは?
そう思っていたのですが、9月に社長就任をした松谷氏は「一番に言わなければいけないのは、値上げをしないということだ」と言い切りました。
その理由として氏は、「給料が物価(上昇)に追いついていない。暮らしが厳しい中、安くて良いものを出す使命がある」と語り、海外店舗では円安による増益効果が見込めるとして、メニューの価格は今後も据え置く考えを強調しています。
このニュースを知り、「庶民の味方!」と嬉しくなりました。
その一方で、サイゼリヤで働く方達の労働状況が、「値上げなし」の影響を受けて良くない方向に向きませんように・・・と、つい余計な心配もしてしまいます。
それくらいサイゼリヤのメニューはとてもリーズナブル。
早速今週末あたりに、近くのサイゼリヤに行ってみようかと考え中です。