健康

コリや痛みの緩和に効果的 今話題の「ファシア」とそのケア方法とは

まずは「ファシア」というワード、あなたはご存知でしたか。

私は全く知りませんでした。

健康オタク気味な自覚があるので、流行りの健康法は割と知っている方と勝手に思っていたんですけど、「ファシア」は知らなかったですね。

で、この「ファシア」って何よ?ということになりますが、いわゆる「筋膜」のことじゃないの?と思った方、それ私も同じことを思いました。

「筋膜リリース」というケア方法のことならばこれまでにも聞いたことがあります。

しかし「ファシア」は、「筋膜」よりもさらに体内に広く分布している器官だそうで、今朝の「あさイチ」でその断面画像を見ることができました。

皮膚・脂肪・筋肉の間に存在する、半透明で網の目状のかなり面積広めな部分がそれ。

もっとわかりやすく言うと、「鶏肉の皮をはぐと出てくる薄い膜のような皮」が、人間では「ファシア」に当たるそうです。

ファシアは本来水分を豊富に含んでいて、その上下についた筋肉がスムーズに動けるようにサポートしています。

しかし加齢などによってファシアから水分が減っていくと、筋肉の動きが悪くなり、その結果「コリ」や「痛み」として感じられるようになる、故にファシアの動きを良くしてあげることで、筋肉自体の動きを良くしたりコリを解消することができる・・というのが、ファシアケアの理論です。

医学的には、動きが悪くなった部分(肩や腰)のファシアに生理食塩水を注射することで、周囲の筋肉の動きを改善する治療(保険適用外)がされています。

そして簡単なセルフケア方法としては、例えば肩こりの場合なら、「両ひじを肩より少し上にあげた状態で両ひじをゆっくり後ろに引く。それからそのままの姿勢で肘をゆっくり下に下げて脱力。それを5回ほど行う」という「ファシアゆるゆる体操」などが効果的。

また、首などで痛みを感じた時にその場で行えるケアとして、「痛みを感じている部分(皮膚と脂肪)を指でつまみ、痛気持ち良いぐらいの強さで左右にゆらゆらさせる。痛む場所が移動したらそれを追いかけて同じように摘んでゆらゆらさせる。それぞれ時間は1分程度」という、「成田式ファシアケア」などが「あさイチ」で紹介されていました。

私も首コリ、肩こりには日頃から悩まされていますので、早速今日から習慣にしようと思っています。