このところ青空がひときわ空高く感じられるようになってきました。
朝晩の冷え込みがぐっと厳しくなり、空気が乾燥して、私の苦手な静電気が起きやすくなってきたので、あぁじきに冬がくるなぁと感じます。
この時期は次第に大気も澄んでくるので、星々の輝きがくっきりと見えるようになってきますね。
そんな時期、誰もが楽しめる「天体ショー」が今夜日本各地で観察できそうです。
その天体ショーとは「しし座流星群」。
本日11月17日の夜から翌日明け方にかけて、「しし座流星群」の活動がピークを迎え、その出現が最も多くなるのは真夜中の2時前後と予想されています(※東京の場合)。
ところで、昔から時々「しし座流星群」の話は耳にしますが、どのような特徴があるのでしょうか。
まずは「流れるスピードが速い」ことがあげられるようです。
国際天文学連合がまとめた主要な流星群の中で、最も速い流星群とされています。
次に「明るい流星が多い」ことが挙げられますが、そのせいで最近よくメディアに取り上げられる「火球」という、ひときわ明るい流れ星も多く観測されるそう。
そして「流星が流れた後に、その星の軌跡上で雲のようなものが淡く輝く『流星痕』を観測できることがある」という性質があるとのことです。
流星群に属する流れ星は、「放射点」と呼ばれる天球上の一点から四方八方に流れるそうですが、放射点の近くほど流れ星が多く見えるということはないので、放射点の方向にはあまりこだわらず、空を広く見るようにした方が良いようですよ。
また、放射点から離れた方向ほど長い流れ星が観測できるので、長い流れ星を見たい方は放射点から遠い方向を中心に見ると、もしかしたら長く尾をひく流れ星を見ることができるかも!
流れ星に願いをかけたい、と思っている方は、ぜひこれらのアドバイスをヒントに、十分寒さ対策をして、夜空を見上げてください。