インバウンド需要が増え、今や観光地はどこへ行っても国外からの観光客がいっぱい。
旅行業、宿泊業を営む方にとっては、つい数年前のコロナ禍に大変な思いをされたと思いますので、現在の盛況ぶりにきっとほっとされていることと思います。
一方、想像以上に長く続いている円安の影響で、日本から海外へ旅行するにはまだ少しハードルが高い・・・そんな風に感じている方が多いのではないでしょうか。
さらに物価高もあって、国内旅行に関しても重い腰がなかなかあがらない、ということはないでしょうか。
そんな状況下JATA(日本旅行業協会)は、霞が関の本部で定例会見を実施し、国内旅行が対象の「平日に泊まろう!」キャンペーンについて説明しました。
このキャンペーンは、JATA会員の旅行会社を通じて1人あたり1万円以上の平日宿泊を含む旅行をすると、次回使えるクーポン(3万円/1万円)が抽選で当たるというもの。
昨年に続き、2026年度も継続して実施となりました。
対象宿泊期間は4月1日~2027年3月31日(全4期)で、日曜・祝日の前日泊とGW・お盆・年末年始は対象外。
応募方法は、Webサイト・郵送の2種類となっています。
概要・スケジュールは以下の通り。
対象: 1人あたり1万円以上の平日宿泊を伴う旅行商品の申し込み
応募期間(ウェブサイトの応募締め切り)
[第1期]2026年4月1日~6月30日(7月5日締め切り)
[第2期]2026年7月1日~9月30日(10月5日締め切り)
[第3期]2026年10月1日~12月25日(1月5日締め切り)
[第4期]2027年1月4日~3月31日(4月5日締め切り)
※日曜・祝日の前日泊、4月25日~5月6日、8月8日~16日、12月26日~1月3日は対象外。
景品:次回割クーポン3万円×20名×4期 次回割クーポン1万円×20名×4期
※クーポンは1人1万円以上の国内旅行、JATA会員旅行会社で約1年間利用可能(土日祝含む、一部対象外の会員社もあり)となります。
平日に泊まろう!キャンペーンの開催は、今回で3年目。分母は少ないものの、2025年は前年比200%を超える応募があったとのこと。
現状ではなかなか平日にまとまった休暇が取りづらいですが、例えば愛知県では「県民の日学校ホリデー」として、毎年11月21日~27日のうち平日1日を、各学校が指定して休業日にできる取り組みが始まり、毎年3~4連休になるよう設定されているそうです。
そして働く大人に関しても、「大人は有給休暇の取得率が非常にわるい。たとえば大事な定例会議が月曜や金曜に設定されていると、責任感の強い日本人は休めなくなる。そこで会議を週の半ばに変更すれば、月曜・金曜に有休を取得して、金~土曜あるいは日~月曜で土日よりもお得な料金で旅行できるのではないか」と、JATA 国内旅行推進部長の野浪健一氏は語りました。
さらに問題点として、「日本人がGW・お盆・年末年始しか会社や学校を休めない現状は、間接的にオーバーツーリズムの原因にもなっている」として、「このままではインバウンドをこれ以上受け入れられなくなってしまう。インバウンドによる持続的な収入を増やすという点でも、平日に国内旅行の需要をシフトしていきたい」と強調しています。