「東急株式会社」を中核とした企業グループ「東急」。
その事業内容は、鉄道事業、都市開発、不動産、ホテル、リゾートなど多岐にわたります。
会社の起源は、現在一万円札の「顔」でもある渋沢栄一氏が発起人となった「田園都市株式会社」であり、当時の東京郊外の土地開発と鉄道事業からスタートしました。
企業理念は「美しい生活環境の創造」。
そして2019年「東京急行電鉄株式会社」は、鉄道事業を行う「東急電鉄株式会社」と、鉄道事業以外の事業を行う「東急株式会社」に分化しました。
今日取り上げるのはこの「東急」が、自由が丘駅、駒沢大学駅、二子玉川駅のエリア内を中心に複数のモビリティや店舗を定額で利用できるデジタルチケット、「いつでも よりみちパス」を月額980円で発売したという話題です。
昨日25日から事前申込みを受け付けが始まった当該のサービスは、購入・契約期間は9月1日から11月10日までで、有効期間は購入日から翌月同日の更新までとなります。
これは、電車やバス、シェアモビリティなどの移動手段と、飲食店、映画館、モバイルバッテリーシェアやレンタル傘など、各サービスを月額980円で利用できるデジタルチケット。
チケットをウェブで購入し、施設にてスマホから特典画面を提示するか、アプリ上でクーポンコードを入力することで利用可能になります。
各サービスには1カ月につき利用可能回数が設定されており、東急3路線の各駅が1日乗り降り自由になる乗車券「東急トライアングルパス」(東横線 渋谷~自由が丘、田園都市線 渋谷~二子玉川、大井町線 二子玉川~自由が丘)と、東急バスの1日乗車券、HELLO CYCLINGの30分以内無料サービスは月1回まで。
LUUPの10分以内無料サービスは月3回まで利用可能とのことです。
飲食店・施設のサービスは、カフェのドリンク50円引きが無制限、来店で焼き菓子1個プレゼント(月1回まで)、ゴンチャ 駒澤大学駅前店では無制限で通常トッピング1点無料などが用意されています。
また、109シネマズ二子玉川は、月10回まで映画鑑賞チケットの一般料金が500円引き、二子玉川 蔦屋家電のSHARE LOUNGEは月1回まで平日限定で通常プランが30%オフとなるサービスを実施するそうです。
東急は、今後各サービスの本運用も視野に入れ、検証結果を踏まえて対象エリアの拡大や利用サービスの拡充を検討するとコメントしています。