マクドナルドのハッピーセットは、私も時折利用させてもらっているリーズナブルな商品です。
ですから、この数年繰り返し起きているハッピーセットの(おもちゃの)「転売問題」には、陰ながら心を痛めてきました。
この商品におまけとしてついてくる「おもちゃ」が、一部の大人たちによる転売目的に使われるようになったのはいつ頃からだったのでしょうか。
昨日テレビで小学生ぐらいの男の子がインタビューにこう答えていました。
「本当に買いたい子供がたくさんいるのにどうして買えないのか、悲しいです。」
子供たちにこんなことを言わせてしまう現在の状況、どうにかならないのか、と私も思いました。
このような状況に対し、日本マクドナルドは同社公式サイトにおいて「ハッピーセット販売に関する大切なお知らせと当社の対応について」と題し、「ハッピーセット」についての今後の対策などを公開。
同社は、8月9日から3日間実施される予定だった「ハッピーセット ポケモン」の週末プレゼント「ポケモン」ポケモンカードキャンペーンで、一部の消費者による転売を目的とした大量購入や、それに伴う店頭並びに店舗周辺での混雑・混乱、また注文食品の放置・廃棄といった事象が発生したことなどを受け、次のような内容の対策を取る発表をしました。
今後は、特定のハッピーセットの販売にあたり、特定の期間においてより厳格な販売個数制限を設けたり、販売個数制限期間中はモバイルオーダーやデリバリーにおいても利用を制限する可能性があるということです。
さらに、制限を超える大量購入を試みる、何度もカウンターに並ぶ、クルーに対して威圧的な態度をとるなど、ルールやマナーを守らない場合は購入を断る場合もあるそうです。
おそらくこれまでは、そのような対応をクルーが自身の判断で行うことはできなかったでしょうから、これは大きな進展だと感じます。
また、今回のハッピーセット『ポケモン』の購入時に、明らかに当サービスの運営を妨げる行為をした、またはそのような購入履歴のある客については、規約に基づき、公式アプリの退会処理をする、といった再発防止のための対策なども実施されるとのこと。
さらに、各フリマアプリ運営事業者に対しても、より実効性のある対策を要請し、販売方法・対策については、「消費者や店舗で働くクルーのの意見に耳を傾けながら、継続的に見直し、改善を図っていく」と同社はコメントしています。
マクドナルドに限らず、様々なアイテムの「転売」が問題視されるようになっている今、同社からの今回の発表がこうした状況の改善に一役買う形になれば良いなぁ、と心から祈っています。