生活

防災用品の新ブランド「ココボ」キングジムが立ち上げ

お盆も後半に入り、私が住む関東地方では数日間続いた「やや涼しい」状態が再び「猛暑モード」へ。

朝から気温が高めで湿度も高く、さきほどまで大汗をかきながら洗濯物を干しておりました。

気がつけばあっというまに夏休み期間も折り返しを迎え、そろそろ9月が見えてくる頃ですね。

9月1日が「防災の日」ということは、多分皆さんご存知のことと思います。

振り返ればこの夏は、これまでにない異常気象で、40℃を超える連日の猛暑、突然生じる線状降水帯からのゲリラ豪雨の多発、遠方の大地震による大津波警報の発令、などとにかくさまざまな事象が発生しました。

その影響で、農産物の生育に大きなダメージが生じたり、大雨による河川氾濫で多くの住宅が浸水被害を被ったり、津波の影響で牡蠣養殖に被害が出たりして、各方面への大打撃となっています。

あらためて、日本という国は日常的に「自然災害」と背中合わせで生きなければならない国なんだ、と痛感しました。

9月1日は、いつ起きるかわからないこのような災害に遭った際、どう対応すれば良いか、あらかじめシミュレーションできる良い機会です。

私もこの日は自宅の備えを確認して、足りないものを補足するなどして、「防災」を考え直したいと考えています。

それでは今日は、事務用品で知られる「キングジム」が新たに立ち上げる防災ブランド「KOKOBO(ココボ)」について、紹介いたしましょう。

同ブランドから8月27日に「災害トイレセット(100回分)」が、そして10月10日には「縦横使える防災テント」「屋根が開く防災テント」「自動で膨らむ防災マット」が発売されます。

「ココボ」は、防災の“はじめの一歩”として、日常生活に溶け込む“特別感のない防災”を提案。

実は「キングジム」では、2008年から防災用品の発売をスタートさせており、防災用品カテゴリの売上は2020年度から2025年度にかけて約600%の成長を記録しているそうです。

災害トイレセット(100回分)は、既発の「災害トイレセットII」から使用回数を増量した製品。

水を使わずに使用できる簡易トイレで、便座やバケツに汚物収納袋をかぶせて使用するもので、抗菌仕様の凝固剤が汚物を素早く固め、ニオイの抑制や衛生面にも配慮しているとのことです。

セット内容は汚物収納袋×100枚、抗菌性凝固剤×100個、廃棄用大袋×5枚で、サイズは約96×222×313cm(幅×奥行×高さ)、価格は14800円(税別)。

「縦横使える防災テントは、縦横2WAYで使える簡単設営のコンパクトな1人用の防災テントです。

着替えの時には縦置き、休息時には横置きと、用途に応じて使い分けられ、内側にはトイレットペーパーやタオル
などをかけられるホルダーを装備、お手洗いスペースとしても利用できます。

サイズは展開時が約105×105×200cm(幅×奥行×高さ)、折りたたみ時が約66×4cm(直径×奥行)、重量は約2.3kgで、本体色はカーキ、価格は11000円(税別)。

「屋根が開く防災テント」は、屋根部分をファスナーで開閉可能とした、採光や換気に配慮したテントで、大人3人まで入れるそうです。

サイズは展開時が約200×200×180cm(幅×奥行×高さ)、折りたたみ時が約79×6.5cm(直径×奥行)、重量は約6.3kgで、本体色はカーキ、価格は22000円(税別)。

そして「自動で膨らむ防災マット」は、バルブを開けるだけで設営できる自動膨張式のマットです。

厚さ約5cmまで膨らみ、避難所での睡眠・休息時の振動や底冷えを軽減します。

5カ所の連結ボタンを留めることで、複数枚を連結することもできるほか、コンパクトに収納できる点も特徴となっています。

サイズは展開時が約195×65×5cm(幅×奥行×高さ)、折りたたみ時が約16×63cm(直径×高さ)、重量は約1.9kg、本体色はカーキで、価格は9000円(税別)。

ココボの立ち上げと合わせて、ブランドサイトが開設されたそうなので、興味を持たれた方はちょっと覗いてみてはいかがでしょうか。