太陽光発電に再び注目が集まる今、LIXILからロールスクリーン状の屋内設置型太陽光発電設備「PV(太陽光発電)ロールスクリーンシステム」の受注が始まります。
6月に受注が始まる同発電設備は、直接給電できる機能を備えた、世界初となるロールスクリーン状太陽光発電設備。
この設備最大の特長は、電気工事不要で容易に後付けできることでしょう。
現在すでにある建物に太陽光発電を導入する際課題となっていた、「設置スペースが限られる」「敗戦の取り回しが複雑」「工事期間中に入居者へ負担がかかる」などの問題が、同設備により解決されるかもしれません。
またこうした効果に加えて、従来のロールスクリーン機能である「遮光性」や「プライバシー保護」、配線レスでの発電や給電機能も搭載。
断熱性能の向上やコールドドラフト(冷たい窓で冷やされた空気が足元に流れてくること)の抑制効果による快適性も得られるそうです。
なお、「PVロールスクリーンシステム」は、窓面の発電部で常に視界を遮られることがなく、開閉動作によって必要な時に視界を確保できる点も、従来の建材一体型太陽光発電設設備とは異なる利点とのこと。
ロールスクリーンを全閉することで既存窓との間に中空層が設けられ、冬場は断熱性が約2倍に向上するため省エネ効果が見込め、一方夏場は独自構造により日差しを遮り、隙間からの眩しさや暑さを軽減する、ということですから、まさに良いとこどりなニューアイテムと言えるでしょう。
1枚あたりの発電能力は、1日あたり最大スマホ9台分、またはPC3台分。
給電用のUSB Type-Cポート、DCポートを搭載し、ラインナップはファブリック仕様とスケルトン仕様の2種類となります。
「PVロールスクリーンシステム」は、LIXILリニューアル社を通じて、公共施設および法人向けに関東エリアで展開を開始され、順次エリア拡大の予定です。
興味を持たれた方は、LIXILのニュースリリースサイトをご覧ください。