沖縄に新しく広大なテーマパークが誕生します。
今年中の開業を目指すとされているこのテーマパークの名称が、「JUNGLIA(ジャングリア)」に決定しました。
今朝から各メディアを通じて本テーパークの概要が紹介されており、私も今朝の情報番組で拝見しました。
まるでジュラシック・パークのように、恐竜が現れる中を逃げ回ったり、カッパドキアのように気球に乗って眼科の森を見下ろしたりと、いわゆる「本土」とは異なる、沖縄のダイナミックな自然を活かしたアトラクションが盛りだくさんで、私も大いに興味を惹かれる内容です。
「JUNGLIA」の場所は沖縄県北部で、世界自然遺産に登録されている「やんばる」の森があるエリア。
ゴルフ場跡地の60haの土地に建設されるため、森を切り崩しての建設は行なわれていないそうで、60haという広さは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)よりも一回り大きい規模感だそうです。
沖縄北部テーマパークプロジェクトに携わった株式会社刀の代表取締役 CEO 森岡毅氏は、「東京ディズニーランドやUSJ、ハウステンボスと同じようなテーマパークを作っても、わざわざ沖縄まで足を運ぶ必要はない。ジェットコースターに乗りたいのであれば、富士急ハイランドに素晴らしいものがある。『JUNGLIA』では、沖縄ならではの、ここでしかできない体験をつくる」と説明しています。
パーク内には数十のアトラクションが用意され、その1つである気球では、広大なジャングルやエメラルドグリーンの海などの大自然を360度で体感できる遊覧体験を提供、とのこと。
また、大型の装甲車に乗り込んで、本物のジャングルに冒険に出るサファリライドも用意されているそうです。
サファリに出かけて肉食恐竜に遭遇し、必死になって逃げるという体験を、VRの世界ではなく本物の、生身の体験として感じられるとしています。
そのほか、ジャングルの絶景の上の大空を飛ぶアトラクションに仕立てたジップラインもあり、一般的なテーマパークと比較すると、アスレティック感覚のアトラクションが多いな、と感じます。
なお、当施設の開業時のメインのターゲットはインバウンドではなく日本人観光客だそうです。
その理由は、外国人観光客が日本に海外旅行で訪れた際に、日本に到着してから沖縄行きを決めるケースはほとんどなく、旅行プランの動線の中に沖縄が含まれる必要があるため。
海外旅行の行先として日本が選ばれ、さらにその中で沖縄県が選ばれるよう、コミュニケーションを強化する必要がある、という戦略のようです。
まずは日本全国から沖縄を訪れる人を増やし、さらに現在観光が集中している沖縄県南部ではなく「北部」に行く人を増やすことを目標とし、日本人の集客を図りながらインバウンド動線を構想していくとのこと。
開業は今年夏頃を目指しているそうですが、あくまでこれは理想とする「目標」であり、決定はされていない、ということのようです。
いずれにしても、開業が待たれますね。
気になった方は、「JUNGLIA」の公式サイトをご覧ください。