これはかなり思い切った方向転換だと感じたのが、ワークマンが「#ワークマン女子」を終了し、「Workman Colors」へと改名する、というニュースです。
「#ワークマン女子」といえば、従来の「作業服を取り扱うブランド」イメージだったワークマンを、「女性も気軽に立ち寄れる、リーズナブルなファッションアイテムを提供するブランド」へと大きくイメージチェンジさせた存在でした。
私も比較的近くに同店舗があるので、時々利用させてもらっています。
ではなぜ今「#ワークマン女子」を終了するのか。
その理由は、「女子」というネーミングがついていたため、女性客の取り込みには絶大な効果があったのですが、逆に男性製品を取り扱っているというイメージがなく、男性客の足がなかなか向きにくかったということのようです。
実際銀座店では、2023年すでに「#ワークマン女子」から、「Workman Colors」へと改名し、店名を変えたことで男性客は10%増加したそう。
また、「人口が少ない地方ほどさまざまな層を取り込む必要がある」とし、今後はトレンド性を強化して女性客をさらに増やしつつ、元々の強みである男性客の取り組みも図っていく、というのがワークマンの方針のようです。
このコンセプトに沿って、まずは、2月20日に新店として奈良県に「Workman Colors 」桜井店をオープン。
そして既存店の「#ワークマン女子浜松市野」、同「コスパ新下関」、同「くりえいと宗像」の3店を、「Colors店」に改装して4店を同時オープンします。
営業中の女子店は順次Colors店に改装され、「Workman Colors店」の新店は毎年40店舗を出店、7年半後の2032年中には400店舗体制にする予定とのことです。
気になった方は、「ワークマン」のニュースリリースサイトで詳細をご覧ください。