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2分で新型コロナウイルスを可視化する新検査法

首都圏の緊急事態宣言解除まで残り1週間を切りました。

しかしここへ来て、「感染者数が下げ止まりしている」とのニュースが流れ、解除はまだ早いのではないか、いや経済のことを考えたらこれ以上は無理だ、など様々な意見が飛び交っています。

これについては各自治体、さらには個々人が置かれたシチュエーションやコロナに対する「感覚・考え方」がそれぞれ異なるため、結論を引き出すのは非常に難しいのではないでしょうかね。

わたし個人としては、宣言が解除されようとされまいと、これまで続けてきた感染予防対策を淡々と続けていくしかないのですが。

そして、効果的に感染を予防するために大切だと思われるのが、これまでよりもいっそう積極的に「検査」をすることだと思います。

我が家では、少し前に民間の検査会社を利用して、夫がPCR検査を受けました。

これは会社のスタッフ全員で受けたもので、幸い全員が陰性。

想像していたよりは早くに結果がわかったのでへぇ〜とは思ったのですが、実は最近それよりもずっとスピーディに結果がわかる検査法が開発されたそうなんです。

これはCV(Cornavirus Visualization)検査と呼ばれるもので、琉球大学と有限会社「マイテック」が共同開発したもの。

「マイテック」は、「1滴の血液でガンの早期診断をする」検査法を開発したことで知られる企業です。

驚くのは、この検査法でのコロナウイルス検体(唾液・鼻粘膜)の採取から結果判明までが、わずか2分だということ!

PCR検査は診断精度の信頼度が高い一方、手技が煩雑で時間がかかるためなかなか検査数が増えなかったというデメリットがあり、また抗原検査の方は簡単に検査はできるものの、PCR検査と比較すると感度が低くて一度に大量の検査ができない、というデメリットがありました。

この2つの検査法の良いとこどりをしたのが、今回開発された「CV検査」というわけです。

現段階で、「CV検査法」によるPCR検査とのコロナウイルスの陽性一致率は72%〜94%。

これは診断性能としては高いと評価されているそうなので、公的機関にはぜひこういった検査を積極的に導入していただき、もっと手軽に検査が受けられるようにしてもらいたいと思います。