10代の頃から「シャーロッキアン」を自認してきた私。
ちなみに「シャーロッキアン」(ホームジアンということもある)は、コナン・ドイル著「シャーロック・ホームズ」シリーズの熱狂的なファンのことを指します。
原作はもちろん、パロディやパスティーシュと呼ばれる「原作をもとにした作品」も私は大好きで、これまでいろいろなタイプのものを読んだり見たりしてきました。
近いところで最も優れた作品だと思うのは、本家イギリスBBCが制作した「SHARLOCK/シャーロック」。
テレビドラマシリーズとしてシーズン4まで制作された本作では、主役シャーロック・ホームズを演じたベネディクト・カンバーバッチが大変な人気になり、その後「アベンジャーズ」シリーズでドクター・ストレンジを演じるなど、世界的なスターになるきっかけとなりました。
19世紀ビクトリア時代のホームズが21世紀で活躍したら・・・というのが本作のコンセプトなので、ホームズがスマホやタブレットを駆使して犯人を追い詰めたり、原作ではヘビースモーカーであるホームズが、現代ではニコチンパッチを腕に貼って辛さをしのぐ・・・などといった演出がされていて、さらに原作をうまく活かした脚本であったことで、うるさ型のシャーロッキアンをも唸らせる素晴らしい出来のドラマだったと思います。
そんな「ホームズ物語」を現代に置き換えたら・・・という同様のコンセプトで、舞台を日本に移したドラマ「シャーロック」が、2019年に放送されましたが、その映画版が2022年に公開されることが発表されました。
シャーロック=誉獅子雄(ほまれししお)をディーン・フジオカ、ワトソン=若宮潤一を岩田剛典がドラマに続いて演じるそうです。
放送当時ドラマ版の方はずっと見ていて、主役2人はイメージぴったりだなと思ったし、内容でもBBC版同様シャーロッキアンがついにやりとしてしまう、原作いじりがそこかしこにあって、それを見つけるのが楽しみだったりもした作品でした。
そして今回映画化される作品タイトルが、原作の長編としては最高作と言われる「バスカヴィル家の犬」だそうで、シャーロッキアンとしてはもう期待しかない!
公開までまだ時間がありますが、これから上がってくる情報は逐一チェックしていこうと思います。