音楽

矢沢永吉とB’z 日本ロック界の二代巨頭がライブで共演

コロナによる影響でこの2~3年あまり、数々のコンサートが中止されてきました。

私も2020年3月に、その前年からとても楽しみにしていたコンサートがあったのですが、ギリギリになって「中止」となり、あの時は本当にガックリしてしまいましたね。

そして今、コロナ自体はまだ収束に至ってはいません。

しかしショウビズ界はさまざまな知恵をふりしぼり、極力感染のリスクを避けられるような状況のもとで、再び大勢の人たちが集まり、ライブを楽しめるようにしてくれました。

先日千葉で行われた「ロッキンジャパンフェスティバル」では、最終日が台風が接近していたため中止されたものの、3年ぶりに開催されたことと、無事に公演が終了したこと自体がすばらしい事だったと私は思います。

さて、直近で行われた大型ライブとしてちょうど触れてみたい話題に出会ったので、今日はそちらを紹介していきますね。

昨日28日に東京・国立競技場で行われたのは、「えいちゃん」こと矢沢永吉さんのライブ。

矢沢さんは72歳という年齢にはとても見えないような若々しさとエネルギッシュさで、わたしたちを圧倒するロック界のカリスマです。

現在3都市4公演を回るデビュー50周年記念ツアー「MY WAY」を行なっており、初日には日本の女性ボーカリスト中の最高峰と言っても良いMISIAがゲストで登場、矢沢さんと曲を分け合って歌うなどし、聴衆を熱狂させました。

初日にMISIAが登場することはあらかじめ発表されていました。

が、2日目の昨日はゲストの告知はされていなかったとのことで、ライブ中盤「黒く塗りつぶせ」を歌っている途中で突然矢沢さんがこう叫んだのです。

「(観客に)『2日目誰もいないわけ?金を払っているのに』と言われた。2日目誰もいないのマズいよな。ゲストが駆けつけてくれています。B’z~!」

その声とともにステージ上に現れたのが、B’zの2人・ボーカルの稲葉浩志さんとギターの松本孝弘さんでした。

「えいちゃん」は、松本さんのギター演奏に乗せて稲葉さんと向き合いながらボーカルを分け合い、「たまらないね~!俺幸せ」と幸せそうな表情を見せました。

B’zとの「共演」は、この後矢沢さんの提案で、矢沢さんがかつて在籍した伝説のバンド「キャロル」の名曲「ファンキー・モンキー・ベイビー」をもって締めくくられ、稲葉さんは「50周年おめでとうございます!」と、偉大なロックレジェンドを祝福。

矢沢さんは「音楽以外にもできることあるんじゃないかといろいろトライしたけど、一つあればいい。こんな感謝はない」と語って、「YES MY LOVE」「トラベリン・バス」など全21曲を熱唱したそうです。

特別矢沢さんやB’zのファンというわけではない私でも、この2組が一緒のステージに立ってパフォーマンスを披露するというのはすごいことだとわかります。

昨日矢沢さんのステージを見に行かれた方達は、本当に素晴らしい時間を過ごされましたね。