私の好きな漫画作品の一つに「ニーチェ先生」があります。
たまたま今日、注文していた単行本の最新刊が届く予定なんですが、この作品の舞台は「777( スリーセブン)」という架空のコンビニ。(モデルはどこのコンビニか大体察しはつきますがW)
漫画のストーリー原作者である「松駒」さんは、実際にコンビニでアルバイトをしながら、主に職場で体験したあれこれをTwitterで呟いていたところ、それが大バズりしました。
やがてそれが漫画作品となり、単行本となり、最終的にはテレビドラマ化までされたわけですが、「ハシモト」さん作画による「ニーチェ先生」を読むと、コンビニでの仕事がいかに過酷であるかということがヒシヒシと伝わってきます。
正直この作品を見るまでは、コンビニでの業務がこんなにも細かくて広範囲とは全く思っていませんでした。
特に松駒さんのように、昼夜逆転する生活の「夜勤」が何日も続く場合は、「これはいずれまずいことになるぞ」と、赤の他人である私でさえ心配になる程です。
それくらいコンビニ業務は、スタッフさんたちにとって大変だということを知った上で、今日は大手コンビニチェーン「ローソン」でスタートする新たな試みについて取り上げることにしました。
ローソンは、東北地区で実証実験を実施した「AIを活用した値引き」について、9月下旬まで都内162店舗および東北は23店舗に拡大すると発表。
2023年度中に全国の店舗での実施を目指しているとのことです。
今回発表された「AIを活用した値引き」というのは、それぞれの店舗での在庫数や販売実績などの状況に応じた「値引額」をAIが推奨し、より簡易で効果的な値引きを行なえるというシステムです。
東北地方での実証実験で一定の効果が認められたことから、都内162店舗へ拡大して検証を進めることになりました。
対象となる商品は、東北で実施していた弁当、常温寿司、おにぎり、調理パンに、チルド麺、惣菜、デザートなど。
昼まで販売ができる商品は10時~11時の間で値引きをし、夕方まで販売ができる商品は14時~16時の間で値引きを、夜まで販売ができる商品は15時~18時の間で1回目、22時~24時の間で2回目の値引きを行ない、値引き幅は10円から最大半額となります。
スタッフは値引き推奨時間にバックルームで店のPCを確認し、推奨データを見て値引きシールを印刷、シールに記載された商品名を確認し、対象商品にシールを貼付けます。
東北の時よりもバックルームでの作業をより簡素化し効率化を図っているそうで、これによりスタッフさんたちの仕事が今より少しでも楽になれば良いな、と思いました。
なお、全国展開についてはあくまでも「推奨」であり、値引きの決定権は店舗側にあることから、全国展開をしたとしても店舗によっては値引きが実施されないケースもあり得るが、店舗の協力を得るためのコミュニケーション強化も進める、とローソンはコメントしています。