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京都大学などの研究チーム「アルパカ抗体」がすべての新型コロナに有効の可能性と発表

春先から少しづつ減り続けていた新型コロナ感染者数が、ここしばらくの間で急に増え出しました。

東京都ではこの動きを「第7波」と認め、あらためて一人一人がコロナに感染しないよう十分な対策を取るよう、注意を喚起しています。

個人的には、ようやくマスクがはずせる時が来た、と喜んでいたのですが、この様子ではまだ当分はマスク着用のままになりそうですね。

さて、コロナへの対策としてはワクチンが最も有効と言われており、現在3回目までの接種を済ませた方が相当数に上っています。

そしてこれからは60歳以上の高齢者、基礎疾患をお持ちの方などを対象に4回目の接種が予定されています。

また、それと並行して効果の高い治療薬の開発が待たれている状況でもありますね。

そんな中、京都大学などの研究チームから画期的な発表がありました。

それは、新型コロナに感染した際にウイルスの働きを抑える中和抗体をアルパカから抽出することに成功した、という研究発表です。

「アルパカ抗体」と名付けられたこの抗体は、ヒトの抗体の約10分の1の小ささ。

ヒトの抗体はウイルスの表面にくっつきますが、「アルパカ抗体」は新型コロナが持つ突起部分、スパイクタンパク質にある深い溝にまで入り込むことができるそうです。

この深い溝では、免疫をすりぬけるなどの変異がほとんど見られないため、オミクロン株をはじめとした全ての新型コロナウィルスの働きを阻害することができるのでは、と期待されています。

もしもこれが本当に実現すれば、どんなに素晴らしいでしょう。

京都大学大学院 の高折晃史教授は、「(アルパカ抗体を)吸入薬として開発したいと考えています」と述べ、さらに「局所で増殖しているウイルスに直接作用しているのは非常に有効ではないかなと思う」と、「アルパカ抗体」に対する期待をコメントされました。

その可愛さで癒しをくれるだけでなく、毛皮でも私たち人間の役にたってくれているアルパカ。

そのアルパカが今度はまさかの、新型コロナウィルス治療に一役買ってくれるのか?というこのニュース、なんとも気持ちが明るくなる話題です。