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ブルース・ウィリス 失語症で俳優業を引退

これは朝から驚いた!

「ダイ・ハード」シリーズや「アルマゲドン」などに主演し、世界的な人気俳優であるブルース・ウィリスが、「失語症」により俳優業を引退するというニュースが世界中を駆け回りました。

ブルースは現在67歳。

俳優としてはむしろこれから円熟味を増して行く世代なだけに、これはとても残念として言いようがありません。

ブルースが患っているとされる「失語症」は、言葉を発したり、読み書きをする言語能力が低下する病気。

一般的には脳卒中が原因で起きることが多いとされる症状ですが、頭部への外傷、腫瘍、感染症などから発症する可能性もあるそうで、今回の引退発表のコメント中にブルースの現在の状態や、失語症の原因については言及がなされていませんでした。

ブルース・ウィリスは1980年に端役で映画デビュー、1985年にABCテレビシリーズ「こちらブルームーン探偵社」のデヴィッド・アディスン(探偵)役で注目を集め、1988年公開の「ダイ・ハード」で大ブレーク。

「なかなか死なない男=ダイ・ハード」なニューヨークの警察官ジョン・マクレーンを演じたブルースは、「いや、こんなになっても生きてるなんてありえんでしょう」と、見ながら思わず何度も口走ってしまうような本当にしぶとい男で、「ダイ・ハード」シリーズを通じて毎回「世界一ついてない男」と言われつつも、必ず生還する役柄でした。

さらにブルースが出演した作品として印象深いのが1998年公開の映画「アルマゲドン」で、小惑星との衝突で滅亡直前の地球を、自らを犠牲にして救うハリー・スタンバー役です。

オレンジ色の宇宙服に身を包んだ「戦士」たちが横一列になって歩いてくるシーンは、そのバックに流れるエアロスミスの「ミス・ア・シング」とともに、忘れがたいものとなっています。

そのほか、「パルプ・フィクション」や「シックス・センス」など、それぞれ趣の異なる様々な作品でその存在感をみせつけ、出演は40年間にわたり約100作品に及びます。

その優れた演技力などが評価され、これまでにゴールデン・グローブ賞とエミー賞を2度受賞したブルース。

この先彼の新作が見られないのは大変寂しいことですが、この先は奥様(女優エマ・ヘミングスさん)とそのお子様たちのサポートのもと、どうかゆっくりと療養され、少しでも楽しい日々が多くありますように、と心からお祈りしております。