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「ルパン三世」次元大介役の声優・小林清志さんが勇退

「ルパン三世」を知らない人、日本人では多分いないんじゃないかと思えるほど、この作品はとても有名で人気があります。

モンキー・パンチ原作の本作は、1967年に青年向け漫画誌「漫画アクション」に初めて掲載され、1969年まで全94話連載されました。

一方、アニメとしての「ルパン三世」は、1971年からテレビアニメとして日テレ系列で放送開始。

再放送などのたびに人気・評価が高まってシリーズ化され、映画化もされました。

そして今年2021年の10月10日からは、「ルパン三世PART6」が放送予定となっています。

フランスの伝説的な怪盗「アルセーヌ・ルパン」の「孫」だという「ルパン」を主人公に、その相棒の凄腕ガンマン・次元大介、斬鉄剣を操る剣豪・石川五右衛門、敵か味方かわからない美女・峰不二子、そしてルパンを常に追い続ける銭形警部らが繰り広げるスケールの大きな冒険譚・・・が本シリーズの内容で、「PART6」のキャッチコピーは「この男、悪人か、ヒーローか」と「その事件には、裏があるー」。

従来のコミカルな色合いが抑え気味となり、今回はちょっぴりダークなルパン三世が見られるようです。

このルパン三世、アニメにおいては各キャラクターの声を担当する声優さんたちが、大きな魅力のひとつとなっていますが、主人公ルパンのオリジナル声優であった山田康雄さんは、飄々として捉えどころのないルパンそのもの、と言いたいほどの適役でした。

しかし山田さんは1995年に亡くなられ、その後任でルパンの声を今も演じられているのが栗田貫一さんです。

ルパン=山田康雄というイメージがあまりにも定着していたため、おそらく当初は栗田さんも相当にご苦労なさったことでしょう。

が、今ではすっかり違和感もなくなり、ルパン=栗田貫一ということで定着したと思います。

アニメ「ルパン三世」シリーズは1970年代から続く長寿作品であるがため、ルパン役の交代だけでなく、その他の主要キャラの交代も相次ぎ、オリジナルの声優で現在まで残っていたのは次元役の小林清志さんだけでした。

その小林清志さんが、「PART6」の放送を前に次元役から退くことを公表、新シリーズからの次元大介の声は、別の声優さんが担当することになったそうです(※大塚明夫さんが今シリーズを担当)。

小林さんが今回勇退を決めたのは、「(88歳という年齢になり)長時間のアフレコを何度も行うことは体力的にも大変。現実的に続けることが難しくなった」という理由からだったようで、小林さん自身は、それでもできる限り次元役を続けていきたい、という思いを抱かれていたとのことでした。

渋くてダンディーで洒脱な次元の声は、小林さん以外には考えられない!と思うので、この勇退のニュースはとても残念です。

たくさんの名演を届けてくれた、ルパンシリーズ最後のオリジナル声優さんを拍手で讃えたいと思います。

これまで本当にお疲れ様でした。