真夏の音楽フェスティバルは、多くの人たちにとって1年に1度の大切なイベントです。
首都近郊県に住む私にとっては、千葉県で行われる「サマーソニック」が最もお馴染みで、毎年「うわ〜すごい、こんな人たちまで出るのか〜」などと、サマソニの公式サイトを見ては興奮していたものです。
しかし、コロナ禍の影響で、昨年のフェスは軒並み中止に。
サマソニは今年も中止が決まっており、それに替わる限定フェスとして9月に千葉(「東京会場」とされていますが、サマソニ開催場所と同じZOZOマリンスタジアム)と大阪で、音楽フェス「スーパーソニック」が開催されることがアナウンスされています。
また、8月20日から昨日までの3日間に渡り、感染防止のため最大限の注意を払って「フジロックフェスティバル’21」は開催されましたが、一部有観客だったため、さまざまな意見が寄せられているようです。
そんな中、苦渋の決断をしたのが「イナズマロックフェス」の発起人である西川貴教さんでした。
「イナズマロックフェス」は、2009年にスタートし、今では滋賀県夏の風物詩にもなっている音楽フェスティバルです。
毎年多くの観客を動員してきましたが、昨年はコロナの影響で通常開催を見合わせ、オンライン配信によるライブを行っていました。
そして今年、フェスの実行委員会では昨年11月に「イナズマロック フェス2021」の開催を発表して以来、感染防止対策の徹底を前提に地元関係者らと開催に向けた検討を続けてきたそうです。
しかし、今年8月に入ってから滋賀県でも感染が急激に拡大。
これらの状況を鑑みて、「このままイベントを実施することは、元々の主旨のひとつである「地域振興」に相反すると判断し、今年の「イナズマロックフェス」の開催を断念したのです。
昨日西川さんは、三日月大造・滋賀県知事のもとを訪れてフェスの中止決定を伝え、二人そろって記者会見を開きました。
スーツ姿で中止決定に至るまでの経緯を語る西川さんからは、無念の思いがにじみ出ているようで、見ている私にもその悔しさが伝わってくるようでした。
それでも「アーティストや協賛企業、みなさんと一緒に再度協議しながら、来年につながるものができないか模索していきたい」と語った西川さん。
来年こそは、皆さんが笑顔でフェスを楽しめる夏になると良いですね。