今日本国内で増え続けている空き家。
「空き家問題」というワードでしばしば語られることもあるこの現象は、日本が抱える「高齢化」と強い関連性があります。
高齢化した住人がそこに住めなくなっても、その子どもたちはすでに家から出て別の場所で生活を営んでおり、そこには戻らないことがほとんど。
実は私もそんなケースに当てはまる一人です。
北陸の実家は、母が亡くなってから空き家になったまま。
いずれは整理しなければなりませんが、弟から地元の自治体に「空き家バンク」という制度があるので、それを利用するかどうかも視野に入れて考えている、という話があって、今頭を悩ませているところなのです。
そして今日紹介するのは、そんな身近にある問題とも無関係ではないある話題。
「良品計画」では、日本各地で長年使われてきた家具を再生して販売する「日本の古家具」シリーズを、全国8店舗の無印良品で6月26日から順次発売します。
「日本の古家具」は、古民家などから回収した家具や道具を中心にメンテナンスとリペアを行ない、日常生活で使用できる状態に整えて販売するシリーズです。
そういえば、私の実家にも古い桐ダンスや、今ではあまり見かけないようなデザインを施した家具があったっけ。
そんな昭和時代(あるいはそれよりも前の時代)に作られた日本の家具には、今の家具にはない独特の味わいと魅力があります。
「良品計画」は、これまでも「ReMUJI(世界の古家具)」として一部の無印良品で古家具を販売してきたそうですが、今回新たに「日本の古家具」として展開することになったとのこと。
「日本の古家具」シリーズでは、一般的な新品とは異なり、古家具独自の基準に基づいて状態を確認します。
機能面を確保しつつ、経年による色合いの変化やキズ、補修跡などは個性として活かしたまま販売するそうです。
価格の例としては「木製火鉢」が49800円、「木製水屋箪笥」が129000円など。
取り扱いのある店舗は、富山Favore、銀座、直江津、イオンモール橿原、静岡パルコ、阪急西宮ガーデンズ、グランフロント大阪、Found MUJI 青山の8店舗。
前述したように、日本の家庭には未活用のまま長期間保管されている家具や道具類が多くあり、その有効活用が社会的な課題となっています。
私の実家にある多くの家具たちも、母の死後手つかずのまま眠っている状態です。
「良品計画」は新たに資源を投入して商品を生産するのではなく、既存の家具を再活用することで資源の循環を促進する、とコメント。
「1点ものならではの個性を活かした古家具」を「暮らしの中で使える状態へ再生」するこのような試みが、もっと広がれば良いな、と個人的に期待しています。