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帝国ホテル東京で「30泊36万円」の「サービスアパートメント」を開始

これはちょっとびっくりなニュースです。

国内最高級ランクのホテル「帝国ホテル東京」で、タワー館の3フロアの一部を改修して、うち99室を専用のアパートに切り替えるという発表がありました。

注目は、その価格。

もちろん部屋の規模により価格はいろいろあると思われますが、中には税・サービス料込みで「30泊で36万円」というプランもあります。

このプランの場合、これとは別にルームサービス(食事)代が1月あたり6万円、洗濯代が1月あたり3万円という設定がされていますが、駐車場代やジム、プールの使用には追加料金がつかないそうです。

さらに客室には洗濯機やキッチンなどの設備は付属しないものの、各フロアに1箇所共同フロアが作られ、そこに洗濯乾燥機や電子レンジなどを設置するということなので、炊事洗濯は自分で・・という方にも配慮した作りになりそうですね。

ホテル暮らしといえば、私も昔そういう暮らし方に憧れたことがありました。

20代の頃、一度だけ背伸びしてキャピトル東急ホテル(※旧東京ヒルトンホテル=ビートルズが宿泊したことで有名)に、サマープランを利用して宿泊したことがあって、屋上のプールで遊んだり、朝食を部屋まで運んでもらったりして、つかの間ですがセレブライフを体験できました。

著名人では、映画評論家の故・淀川長治氏が亡くなるまでのかなり長い年月を、全日空ホテルのスイートルームで過ごされたことが知られています。

一流ホテルならではのサービスと、静かな環境、そして一流ホテルに滞在しているという満足感。

これらすべてをひっくるめて考えると、30泊36万円はけっして高くない!と感じる人が少なくないのでは。

逆に、歴史あるホテルでさえこのようなプランを打ち出さなけれならないほど、ホテル業界が逼迫した状況なこともひしひしと感じられた今回の発表でした。

「帝国ホテルサービスアパートメント」の予約は本日から始まり、実際の利用開始は3月15日から開始予定です。