みなさんは「pixiv(ピクシヴ)」をご存知でしょうか。
ピクシヴは、イラスト、漫画、小説を中心にした日本発のSNSで、自作の作品をアップロードしたり、他メンバーの作品を閲覧して、その作品をブックマークしたり、メッセージを送ったりすることで、互いに交流ができる仕組みになっています。
イラスト描きが趣味の私もこのSNSにかなり長い間参加して、主に「アナログイラスト」を投稿してきました。
長く参加している間には、同じような趣向を持つ人と繋がれたり、「ランキング」にも何度か名前が載ることがあったりして、そういうことがあると、より一層良いものを作ろう!という気持ちになったものです。
さて、2007年に始まったピクシヴですが、年月とともに会員数は膨大なものになり、2022年には累計登録ユーザー数は8400万人超えという、途方もない規模になっています。
これだけ規模が大きくなると、さまざまなトラブルも当然ながら起きてしまうもので、直近では「AI生成作品」の投稿に関する問題が注目を浴びているようです。
本来「描き手」である「人間」が創り出した作品をアップする場がピクシヴであるのに、AIを利用して制作された作品や、それらを大量に取引するためのみにピクシヴを利用する例が多発したため、ピクシヴではこのほど「当面の間、AI生成作品の取り扱いを禁止する」と発表しました。
その概要について「pixivガイドライン」では、「AIなどを使うなりすましや大量投稿を禁止。またAIにより“偶然生成された”作品でも、特定の作品と著しく似ている場合、禁止行為に該当する。利用するソフトウェアや過程、故意や過失の有無を問わず、投稿者は投稿作品に責任を持つ」とし、「社会通念上問題ない行為であるか、よく精査した上で利用するように」と記載されるとのこと。
実際AIを用いて描かれたイラストを見たことがありますが、とてもよくできており、もしもこのような作品がピクシヴの大半を占めるようになれば、私のようなアナログ描きなど、あっという間に吹き飛ばされてしまうかも?と思ってしまいます。
ただ、それでは長年ピクシヴが培ってきた「創作者同士の繋がり」や「切磋琢磨」という良さも同時に吹き飛ばされてしまうかも・・・と、長くピクシヴに席を置くものとして、残念な思いがしていたのも事実です。
ですから、個人的には今回ピクシヴが発表した「規約改訂」には、ほっとしています。