長かったコロナ禍も2年あまりの時を経て、ようやく収束への道筋が見えてきました。
いわゆる「自粛」期間に訪れること自体がとてもリスキーに感じられた施設のひとつに「カラオケボックス」があったと思います。
どれくらいリスキーに感じるか、については個人差が大変大きいので、一概にどうとは言えませんが、個人的にコロナ以前は定期的に利用していた場所でしたので、この2年強はけっこうしんどかったですねぇ。
といっても、私のカラオケボックスの使い方は「ヒトカラ」が主で、誰か他の人と一緒にということはほとんどなかったから、リスクという点ではそんなに高くなかったかもしれません。
が、ともあれ今年のGWは、3年ぶりに何の規制もなく自由に動けることになり、今からウキウキワクワクしている方もたくさんいらっしゃることと思います。
残念ながら我が家では(ほぼ毎年のことですが)GWだからといって、別段レジャーらしい予定もありませんが、せっかくなので久しぶりにカラオケぐらいは行きたいかな~?と考えております。
そしてこの「カラオケ」に関連して、とてもユニークなある「取り組み」が、今SNSで話題になっているらしいですよ。
そのユニークな取り組みとは、カラオケボックスでミシンが使える、というサービス。
えっ、ミシン?歌を歌うところでなぜにミシン?と、不思議に思われましたでしょうか。
そういえば、コロナでなかなかお客さんが集まらず苦戦を強いられていたカラオケボックが、本来とは異なる使い方をされていたという話ー例えば「テレワーク専用のビジネスプラン」(ビッグエコーなど)や、「一般家庭ではなかなか難しい大音量での楽器演奏・練習ができるプラン」(コート・ダジュールなど)などはすでにありました。
個室で、防音設備があり、飲食ができるというカラオケボックスの特性を活かした使い方の良い例だと思います。
そして今話題になっている「ミシン」ですけれども、これはカラオケボックス「JOYSOUND」で行われているサービスで、「室料プラス1000円で、1回払えば貸し出しミシンが時間まで使い放題・フリータイムでも使用出来て、もちろん歌も歌える」というプラン。
これが「ミシンを買うほどでもないけど、時々必要になる」「子供の入園・入学前に手作りしたいものがある」といった人たちに大反響を読んでいるのです。
縫い物をしながらBGMに好きな音楽も聞けて、ばっちり集中できる!という感想も寄せられています。
本サービスは現在池袋西口公園前店で期間限定で実施中で、好評につき当初終了予定だった5月24日からさらに3ヶ月の延長が決定。
これほどの需要があるとはJOYSOUND側も想像していなかったようで、将来的には都内の他店舗でのサービス提供や実施エリアの拡大も検討中だそうです。
自前のミシンを2年前に購入した私にとって、今やミシンはなくてはならない大切なツールとなりました。
この話題で思ったのは、潜在的に手芸などのものづくりに興味を抱いている人たちはきっとかなり多いのだろうということです。
JOYSOUNDの今回の試みは、もしかしたら私のように「まさか自分が手芸を始めるとは思ってもみなかった」という人が、ミシンがけを楽しむようになるきっかけを多くの人たちに与えるかもしれませんね。