私がまだ学生だった頃は、海外のテレビドラマシリーズが今よりもたくさん放送されていました。
もっとも、現在は視聴媒体が爆発的に増え、海外ドラマはそちらの方へスライドしたので、数的には今の放映数の方が多いのかもしれませんが、当時「動画」がみられるのはテレビしかありませんでしたからね。
一番古い記憶で覚えているのはコリー犬が出てくる「名犬ラッシー」と、賢いイルカが出てくる「わんぱくフリッパー」で、どちらも動物がらみのドラマなのは、動物大好きな今の自分の基礎がすでにそこにあった!と思わされます。
それと「奥さまは魔女」、これも大好きで、再放送されるたびにいつもみていましたっけ。
そしてそれから少し年齢が上がった頃に出会ったのが、SFものとスパイものでした。
スパイものでも特に好きだったのは、ロバート・ヴォーンとデヴィッド・マッカラムがW主演の「0011ナポレン・ソロ」シリーズと、映画「ミッション・インポッシブル」のもとになった「スパイ大作戦」。
一方SFもので好きだったのは、人間ではなくマリオネットが演技をする「サンダーバード」シリーズと、宇宙船エンタープライズ号を舞台に描かれた「スター・トレック」シリーズでした。
この「スター・トレック」シリーズで、一貫してエンタープライズ号の船長、ジェームス・T・カークを演じたウィリアム・シャトナー氏が10月13日に、民間機でリアルに宇宙へ行ったというニュースが流れ、かつての「スタートトレッキアン」としては、「カーク船長すごいっ!」と思わず声に出して喜んでしまいました。
長年カーク役を演じてきたシャトナー氏、現在の年齢はなんと90歳。
アメリカの宇宙開発企業、ブルー・オリジンが13日に実施した宇宙飛行に参加したシャトナー氏は、現時点での「最高齢宇宙飛行経験者」となっています。
テキサス州から打ち上げられた宇宙船は大気圏と宇宙の境を超え、11分間の飛行の後砂漠に無事着陸、ブルー・オリジンの創業者、ジェフ・ベゾス氏がシャトナー氏をはじめとする宇宙飛行参加者らを拍手とシャンパンで出迎えたそうです。
無事宇宙船から降り立ったシャトナー氏は、「想像できる限り最も深遠な体験を与えてもらった。今起こったことに感動で胸がいっぱいだ」とコメントしました。
90歳という高齢のシャトナー氏のそんな姿を見ていると、たぶんいつの日か、特別なトレーニングを積まなくても誰でも気軽に宇宙へ行くことができる、そんな時代が来るのだろうな、と思えてきます。