限りある資源を有効活用しよう!

古くから日本にある「もったいない」という考え方が、今では世界中で共感を生むようになってきました。

近年頻繁に耳にする「SDGs」は、そのような考え方を土台にして国連が定めた「2030年までに達成すべき17の大きな目標」のこと。

そして、その目標を達成するための具体的なアプローチや手段の一つが、「サステナビリティ」=持続可能性=地球上の資源を使い果たさない、次世代にわたり豊かな環境を持ち続けようという包括的な思想です。

この考え方には、3R(スリーアール)と呼ばれる行動指針があります。

具体的にいうとそれは、資源の無駄遣いを減らすReduce(リデュース)、再利用するReuse(リユース)、そして資源として再資源化するRecycle(リサイクル)の3つ。

そんな3Rを目にみえる形で企業ごと実践する試みがニトリで始まります。

ニトリでは、家具やインテリアなどを分解・分別して資源化する「リサイクルセンター(仮称)」を埼玉県本庄市児玉町に開設予定です。

2028年度上期の操業開始を予定し、年間1万トン以上の資源化を目指すとのこと。

ここでは、利用者から回収した家具・インテリア類などを関東圏の物流拠点や店舗から自社物流で運搬し、施設内で素材ごとに分解・分別するそうです。

家具やインテリアは重量があることに加え、構造が複雑で分解・分別が難しく、十分に資源化されていないという課題があります。

そこでニトリでは、使用済みの商品を可能な限り資源として次につなげる仕組みを構築するためのリサイクルセンターを開設することにしたそう。

ニトリグループは、製造から物流、販売までを一貫して手掛ける従来の「製造物流IT小売業」に、商品の使用後の「循環」を加えた「製造物流IT“循環”小売業」を目指しており、リサイクルセンターは、この資源循環を担う中核拠点の位置付けになるとのことです。

センターでは素材ごとに可能な限り選別し、これまで十分に資源化されてこなかった家具・インテリア類の資源循環を進めます。

センターに併設される研究施設では、分解・分別や資源化に関するノウハウを蓄積し、その成果を環境に配慮した商品開発にも活用していくとのこと。

またニトリグループでは、商品の「設計段階」から使用後の資源化を考慮する取り組みも進められています。

例えばマットレスでは、利用者が自ら分解・分別できる「かんたん分別マットレス」を販売。

リサイクルセンターで得たノウハウを商品開発に反映し、環境に配慮した商品の拡大につなげる、としています。

なおこの事業は、ニトリグループが自前で運営する予定で、施設運営は「ニトリファシリティ」、収集・運搬は「ホームカーゴ」が担う計画だそうです。

そしてニトリは同施設について、「日本最大級の資源循環の中核拠点を目指す」としています。

時代の流れを色濃く反映した、次世代につながる大切な取り組みとして、これからの展開に注目していきたいですね。