昨晩何気なく聞いていたラジオから速報が流れました。
そこから流れてきたのは、今年4月3日俳優の田村正和さんが亡くなっていたというニュースで。
ショックでした。
最近あまりメディアでお見かけしないなぁ、と思ってはいましたが、まさか亡くなっていたとは。
しかも亡くなってからすでに1ヶ月以上経っていたのですね。
その間に葬儀などは身内の方たちだけで静かに済ませられたとのこと。
そしてそれは生前の田村さん自らが望んだことだったと聞いて、そのお人柄が偲ばれるように思いました。
77歳という年齢はまだ亡くなるには早いと感じはしますけれども、数年前田村さんご自身が「(俳優として)やりきった」とおっしゃっていたそうですから、この世ですべきことをすべて成し終え、旅立たれたようにも思えます。
私にとっての田村正和さんは、TVドラマシリーズ「古畑任三郎」で見た、ちょっぴりコミカルでおちゃめ、でもめちゃめちゃ頭脳明晰でかっこいい「古畑さん」に尽きます。
私よりももう少し上の世代の方たちですと、「眠狂四郎」のイメージが鮮烈かもしれませんが、私にとっては眉間のあたりに指を当て、あの独特の声で「え〜〜〜」と言う、古畑任三郎としての姿がいまだに印象に強いですね。
ドラマ自体も大変よくできたものでしたし、毎回異色のゲストが登場してどの方達もそのキャラクターがうまく活かされた役回りになっていました。
事件が起きるたび、黒いコートに身を包み、事件現場にセリーヌの自転車で現れる古畑任三郎。
クールでスタイリッシュで、でもふとした瞬間に見える「可愛らしさ」は、田村正和さんにしかない稀有な魅力だったと思います。
先に空の上に上られたお兄さん・田村高廣さんとはもう再会できたでしょうか。
たくさんの素晴らしい作品で楽しませていただき、本当にありがとうございました。
どうぞゆっくりとお休みください。