芸能

俳優の田中邦衛さん 先月老衰により88歳で亡くなっていた

俳優の田中邦衛さんが、3月24日に88歳で亡くなっていたことがわかりました。

死因は老衰とのことで、ご家族に見守られながら息を引き取られたそうです。

おそらく眠るように静かな最期を迎えられたのだろうと思います。

ここしばらくは芸能活動をされていなかったでしょうか、テレビではあまりお見かけすることがありませんでしたが、田中さんといえば「北の国から」シリーズで誰もが知る存在の方でしたね。

「北の国から」で田中さんが演じたのは、雄大な北海道・富良野の自然の中で2人の子供たち、純と蛍を育てながら生きる黒板五郎。

倉本聰脚本による本シリーズは、1983年から2002年まで放送され、スタート時は幼かった二人の子役たちもシリーズが回を重ねるごとにリアルに成長していき、シリーズ最終までに純は結婚、蛍も結婚して一男の母になるなど、実にスケールの大きなドラマとなりました。

純役を演じた吉岡秀隆さんも、妹の蛍を演じた中嶋朋子さんも、子役から見事に脱皮して今では大人の俳優として活躍中で、今回田中さんの訃報を受けて「今は邦衛さんの笑顔しか思い浮かびません(吉岡さん)」「出会う人をみんな幸せにしてしまう少年のような無邪気な笑顔ばかりが胸に浮かびます(中嶋さん)」とコメントされています。

現場ではきっと誰からも愛される笑顔の素敵な方だったのでしょうね。

田中さんにまつわる個人的な思い出といえば、「北の国から」よりもずっと以前、加山雄三さん主演の映画「若大将」シリーズで、加山さんのライバル的存在な「青大将」として出演されていた時のことの方が印象に強いです。

ライバルといっても、ほぼほぼ青大将が一方的に若大将のことをライバル視しているだけで、毎回マドンナとして登場する星由里子さん演じる「澄ちゃん」を最終的には若大将に持っていかれる、ちょっぴり情けない敵役でした。

でも不思議と憎めない可愛らしさがあり、物語のラストでは若大将と仲良くなるような流れになっていて、それがシリーズを通じてのお約束にもなっていましたね。

「す、すみつぁん!」と唇をとんがらかせて澄ちゃんに迫る田中さんの表情の面白さ、今でもはっきりと思い出されます。

3年ほど前に亡くなった星由里子さんと今頃天国で再会されているでしょうか。

田中邦衛さんのご冥福をお祈りいたします。