自分の中学時代、修学旅行の行き先は「東京~小田原~京都」でした。
当時はスマホはもちろん、ビデオカメラもない時代。
今のように手軽に動画を残すことはできず、カメラも当時の中学生には高価なものでしたので(まだ使い捨てカメラもなかった)、カメラを持っている友達や先生に撮ってもらった写真だけが、唯一の記録になっています。
この修学旅行で特に記憶に残っているのが、京都で訪れた「龍安寺」でした。
見事な枯山水を見た後に聞いたのは、ご住職が生徒たちに向けて語られた「今やらずして、いつやるか」という説法です。
仏教的な教えなどそれまで全く意識したことがなかった私が、この時に聞いた説法は今でも忘れずにいるくらい、とても印象的な内容でした。
そしてそれと同時に今でもはっきりと思い出せる、龍安寺の枯山水。
年齢を重ねた今再びあの景色を見たならば、きっとあの頃とは違った思いが湧き上がってくるはず、と思います。
そんな思いを後押ししてくれそうなキャンペーン、2024年春の「そうだ 京都、行こう。」が始まりました。
「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンは、1993年にスタートしたJR東海のイベントで、CMでは「MY FAVORITE THINGS」をBGMに、さまざまな形で京都の魅力がアピールされてきました。
そして今年、2024年の春は「春の特別拝観プラン」として、梅や桜が見どころの社寺で特別拝観が開催されます。
早朝・夜間に人数を限定して楽しめるものや、非公開エリアに入れるものなど、8つの社寺で4月10日にかけて実施されるもので、ほかにも限定デザインの御朱印付き拝観プランや貸切拝観プラン、寺院や店舗でスイーツが楽しめるクーポンなどが販売されるそうです。
たとえば前述した「龍安寺」も今回のキャンペーンに参加していて、「限定オリジナル御守り」がセットで発売されます。
限定オリジナルの御守りには、石庭と秀吉が賞賛したと今も伝えられる「侘助椿」(わびすけつばき)をデザイン。
また裏面のお言葉は、徳川光圀寄進とされる銭形のつくばいの文字「吾唯足知」が刺繍された、特別感にあふれたものになっています。
いずれのプランも、Webサイトの「EX旅先予約」で受付中。
興味をもたれた方は、「そうだ 京都、行こう。春のキャンペーン」公式サイトで価格などの詳細をご覧ください。