いつからか、電車に乗る時に券売機を利用することがほとんどなくなっていました。
昭和生まれ昭和育ちの自分は、改札口で切符に鋏を入れる駅員さんのリズミカルな手つきを今でもはっきりと思い出すことができます。
そんな私なので、初めてプリペイドカード式のチケットを自動改札機に通した時は、「新しい時代が来た!」と素直に驚きました。
やがてそれがSUICAなどを改札機にタッチして通る形となり、今ではスマホをタッチするのも普通になって、改札機周辺の風景は本当に変わったと、しみじみ感じています。
さて、このたびJR西日本ではこれらからさらに進んだ新たなチケット利用方法として、「QRチケット」を利用できるサービスを開始する、と発表しました。
2024年4月から開始となるのは、自動改札機で「KANSAI MaaS」アプリ、「tabiwa by WESTER」、「インバウンド向けQRサービス」のQRチケット(周遊券など)を利用できる新サービス。
スマホに表示したQRコードを改札機にかざして利用します。
JR西日本の近畿圏在来線244駅中、自動改札機を設置している211駅にQRコードリーダーを設置する予定とのことで、QRコードリーダーの無い駅でも、利用者自身が駅提示のQRコードを読み込めば利用できるとのこと。
利用する選択肢が増えることは、他のどれかが使えなくなった時の備えにもなるので、良い取り組みだと思います。
なお、関西の私鉄各社なども2024年6月からQRコードを活用したデジタル乗車券サービスを開始するそうです。
気になった方は、JR西日本グループの「ニュースリリース」で詳細をご覧ください。