「月にかわっておしおきよ!」
この決め台詞とともに、「悪」に立ち向かう月野うさぎ。
彼女は武内直子氏作の漫画「美少女戦士セーラームーン」の主人公で、1992年に本作をもとに制作されたアニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズは、瞬く間に大人気となりました。
その人気は海外へも飛び火して、原作コミックは10数か国語に翻訳され、アニメは40カ国以上で放送されるという人気ぶり。
私は当時すでにそれなりの年齢でしたので、リアルタイムで本作を読んだりアニメを見たり、ということはありませんでした。
が、セーラームーンのコスプレをする人が海外に多くいる、という話は知っていて、「なんでだろうなぁ」と不思議に思ったりはしていました。
そのわけはいろいろあるのでしょうが、主人公をはじめとした登場キャラクターたちが纏っている日本の学校制服をモチーフにしたコスチュームや、キュートなヘアスタイル、女性が自ら意思決定し、自律的な力をつけて活躍する「ガールズエンパワー」的なストーリー展開などが、広く世界的に受け入れられた要素となっているようです。
このように世界的にも大人気な「セーラームーン」のデザインマンホールが、東京都港区に設置されるという発表がありました。
港区は「美少女戦士セーラームーン」の舞台となっており、同作には主人公・月野うさぎと仲間たちが日常生活を送る麻布十番付近をはじめ、東京タワー、芝公園など区内のあらゆるスポットが登場します。
デザインマンホールは全5種類で、3月中に設置予定。
路上を観光スポット化するとともに、設置場所やゆかりの地を記したマンホールマップ・記念品なども配布されるそうです。
インバウンド需要が高まっている今、多くのファンの「聖地巡礼」が見込めそうですね。
設置場所は、麻布十番商店街入口、芝公園付近(みなと図書館前)、東洋英和女学院小学部・幼稚園前、東京タワー付近(芝給水所前)、慶応仲通り商店街入口。
どのキャラクターがどこに描かれているかなど、詳細を確認されたい方は、「港区 『美少女戦士セーラームーン』デザインマンホール」の公式サイトをご覧ください。